プロジェクトチーム紹介
プロジェクトメンバー
リーダー
- 小松輝久
日本水産資源保護協会の専門家顧問(元横浜商科大学教授、東京大学大気海洋研究所准教授)の小松輝久博士は、リモートセンシング技術を駆使し、海草を含む沿岸生息地の研究に専念してきました。NOWPAP CEARACと協力し北西太平洋地域の海草マッピングを行い、また東南アジアの沿岸生息地マッピングでは、IOC西太平洋小委員会(IOC / WESTPAC)の海洋リモートセンシングプログラムを主導してきました。NOWPAP CEARACの活動に関しては、海草マッピングの専門家として2015年に「衛星画像を使用した海草/海藻の藻場マッピングマニュアル」を作成し、2017年の「NOWPAP地域における海草分布の評価に向けたフィジビリティスタディ(2018)」の編集にも携わりました。沿岸生息地の研究に利用されるリモートセンシング技術に関する深い知識と経験を持つ小松博士が本Mapseagrassプロジェクトのリーダーです。
アルゴリズムの開発/設計者
- 佐川龍之
佐川龍之博士は、鳥取環境大学の准教授で、リモートセンシング技術を用いた浅海底マッピングの専門家です。海底反射指数 (BRI) アルゴリズムを開発して、光学衛星画像から水柱の影響を除去し、正確な海底マッピングを実現しました。本プロジェクトでは、佐川博士は、Google Earth Engine を使用して海草マッピング ツールのグランド デザインも開発しました。
プロジェクトコーディネーター
- 寺内元基
寺内元基博士は、NOWPAP CEARACの副主幹研究員です。2004年にNOWPAPCEARACに参加し、海洋リモートセンシングに関連するCEARAC活動を主導してきました。2011年の東日本大震災の大津波による志津川湾の海草被害を評価し、津波前の海草分布をマッピングすることで地域社会の海草回復を支援しました。彼はMapseagrassプロジェクトの管理を担当しています。
諮問委員会メンバー
NOWPAP加盟国(日本、中国、韓国、ロシア)の専門家
- Dingtian YANG (中国科学院南シナ海海洋研究所)
Dingtian YANG博士は、山東半島の栄城にある白鳥湖でケーススタディを実施しました。 また、「NOWPAP地域における藻場分布の評価に向けたフィジビリティスタディ(2018)」報告書の著者チームのメンバーです。
- Jong-Kuk CHOI, Keunyong KIM (韓国海洋技術科学院韓国海洋衛星センター)
Jong-kuk Choi
keunyong Kim
Jong-kuk CHOI博士とKeunyong KIM博士は、全南道長興湾を中心に韓国の沿岸海域でケーススタディを実施しました。また、CEARACが作成した「NOWPAP地域における藻場分布の評価に向けたフィジビリティスタディ(2018)」報告書の著者チームのメンバーです。
- Vasilli ZHARIKOV (ロシア科学アカデミー極東支部太平洋地理研究所)
Vasilli ZHARIKOV博士は、ロシア極東海洋保護区の東部(ピーター大帝湾の南西沿岸地域)でケーススタディを実施しました。また、「NOWPAP地域における藻場分布の評価に向けたフィジビリティスタディ(2018)」報告書の著者チームのメンバーです。
その他の専門家
- Dr. Gregory N. NISHIHARA (長崎大学海洋未来イノベーション機構)
Gregory N. NISHIHARA博士は長崎大学の海洋藻類生態生理学の准教授であり、2018年には米国Pew財団のフェローシップを受賞しました。2017年に富山県で開催された「NOWPAP地域における海草分布の評価に関する第1回国際ワークショップ」に参加し、「低コストのデータロギングテクノロジーを使用した海草の生産性のモニタリング」と題するプレゼンテーションを行いました。 本ウェブサイトMapseagrass.orgの設計時には、海草生物学に関する幅広い知識を持つNISHIHARA博士から助言を受けました。
CEARACフォーカルポイント(FP)
- 中国のFP
Xihui LIU
中国国家環境モニタリングセンター(CNEMC)エンジニア
Jianchao FAN
国立海洋環境モニタリングセンター統合海洋管理部門教授
- 日本のFP
長谷代子
環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室室長補佐
岡原史明
環境省水・大気環境局海洋プラスチック汚染対策室研究員
石坂丞二
名古屋大学宇宙地球環境研究所(ISEE)陸海生態系研究部門教授
八木信行
東京大学農学生命科学研究科教授
- 韓国のFP
Bong-Oh KWON
群山大学校海洋バイオテクノロジー学科教授
Jinsoon PARK
韓国海洋大学校海洋環境・生命科学部助教授
Hye Seon KIM
国立海洋生物多様性研究所生態保全部
- ロシアのFP
Tatiana ORLOVA
ロシア科学アカデミー極東支部国立海洋生物学センター海洋微生物学研究室研究所長
Vladimir SHULKIN
ロシア科学アカデミー極東支部太平洋地理研究所地球化学研究室研究所長
Mapseagrass.orgの運営
- NOWPAP CEARAC
ウェブサイトの開発
- 一般財団法人リモートセンシング技術センター(RESTEC)
協賛
- 国連環境計画(UNEP)
- 環境省
- 富山県